FM-NEW7って何?
富士通から1984年5月に発売された8ビットパソコンです。
1982年11月に発売されたFM-7と実質同じものですが、高集積LSI、ゲートアレイの採用により、
低価格化に成功しました。
・FM-7 128,000円
・FM-NEW7 99,800円
FM-7とFM-NEW7はマルチCPUを採用し、これを前面に出す広告をしていました。
マルチCPUは実はグラフィック用に安いCPUを配置しただけのもので、利点としては価格が安くなる、
設計が簡素化出来るなどが採用された主な理由です。
発売当初は目新しい設計で他社PCに影響を与えましたが、1985年頃からグラフィック性能やサウンド機能で
見劣りするようになりました。
あと、CMにタモリを起用したのもインパクト大でした。
スペック
型番 | MB25015 | |
---|---|---|
コードネーム | ? | |
価格 | 99,800円 | |
発売年月日 | 1984年5月10日 | |
OS | F-BASIC、OS-9 | |
メインCPU | MBL68B09(8/4.9MHz) | |
サブCPU | MBL68B09(8/4.9MHz) | |
メインRAM | 64KB | |
グラフィックRAM | 48KB | |
日本語 | なし | |
テクスト表示 | 80×20/25、40×20/25 | |
漢字表示 | 40×12 | |
グラフィックス | 640×200 8色 1画面 640×200 モノクロ 3画面 |
|
サウンド | PSG 3音・8オクターヴ | |
内蔵FDD | なし | |
キーボード | 一体型 | |
ROM BASIC | F-BASIC V3.01/3.02 | |
添付ソフトウェア | ? | |
キャッチコピー | すぐれたコストパフォーマンスを実現した興奮パソコン | |
CMコピー | ヒット&ロングラン | |
CMタレント | タモリ |
ベンチマーク (性能テスト)
実施せず。
ベンチマークという概念が当時無かったような・・・
現状
廃棄済み。
大きな家に引っ越せれば、なるべく綺麗な中古品を買ってオブジェとして部屋に飾りたいです(笑)
FM-New7との思い出
FM-New7は最初に手に入れたパソコンなので忘れられない思い出がたくさんあります。
買ってくれたおやの思惑に反して、プログラムは全く勉強せずにゲームばかりやってました><
でも、このFM-New7のおかげで名作の「ハイドライド」や「ブラックオニキス」、「カレイジアスペルセウス?だったけ」
などをプレイする事が出来ました。
当時フロッピードライブが10万位してとても手が出せず、テープ版のゲームしか出来ませんでした。
テープ版の「ザナドゥ」がFM-7で出なかった為、他の機種(X1やpc-8801 mkⅡ)が欲しくてたまりませんでした。
FM-New7の購入時に兄が、「88(ハチハチ)じゃなきゃいらないよ」と言ってたのはこれの事だったと分かったのは
購入から数年後でした><。
でもあそこでPC-8801を手に入れてたらさらにゲームばっかりやってたと思うので、FM-New7で結果的に
良かったのかなと今は思ってます。