【Linuxエンジニア必見】scriptコマンド 操作ログを記録する

【script】コマンド

説明:操作ログ(コマンド履歴と出力結果)を保存する
構文:script [オプション]
オプション:
-a 出力をファイルや写しに追加します。
-f 書き込みごとに出力をフラッシュします。
-q メッセージを出力しません。
-t 時間を出力します。




【script】コマンドの解説

サーバーの管理者はログをチェックしたり、コマンドを入力し、その結果を確認したりします。
その内容を後で確認したり、客先に操作ログとして提出する場合があります。
その場合に備えて、操作前にscriptコマンドを実行し操作ログを記録しておくと便利です。
作業内容は引数で指定したファイル名で保存されますが、引数の指定が無い場合は、
カレントディレクトリにtypescriptファイルとして保存されます。
シェルが終了すると保存が終了して、元のシェルに戻ります。

 

【script】コマンドの実行例

①ファイル名を指定してscriptコマンドを実行した場合

[root@localhost ~]# script AAA_20171009
スクリプトを開始しました、ファイルは AAA_20171009 です
[root@localhost ~]# date
2017年 10月 9日 月曜日 11:16:43 JST
[root@localhost ~]# ls
AAA_20171009 initial-setup-ks.cfg テンプレート ドキュメント 音楽 公開  ← カレントディレクトリにファイルが作成される
anaconda-ks.cfg ダウンロード デスクトップ ビデオ 画像
[root@localhost ~]# exit
exit
スクリプトを終了しました、ファイルは AAA_20171009 です

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②ファイル名を指定せずにscriptコマンドを実行した場合

[root@localhost ~]# script
スクリプトを開始しました、ファイルは typescript です
[root@localhost ~]# date
2017年 10月 9日 月曜日 11:19:27 JST
[root@localhost ~]# ls
AAA_20171009 initial-setup-ks.cfg テンプレート ドキュメント 音楽 公開  ← カレントディレクトリにファイルが作成される
anaconda-ks.cfg typescript テンプレート ドキュメント 音楽 公開
[root@localhost ~]# exit
exit
スクリプトを終了しました、ファイルは typescript です

※ポイント
scriptコマンドでログを記録する場合、ファイル名に日付を入れたり、最初にdateコマンドを入力しておくと見直しが楽になります。



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